「のまネコ騒動」から見えてくるもの
オゾン「恋のマイアヒ」のヒットに端を発したのまネコ騒動。
ここにきて、やれ「社長宅に放火予告」だの、偉く物騒な側面がクローズアップされているんですけど、今回の一件に関する一連の報道と出来事を見ていると、2chに関する、ある2つの大きな側面が見えてくるような気がするんですね。
一つは、2chそのものが抱える大きな自己矛盾、
もう一つは、2chに対するメディア(特にペーパーメディア)のスタンスです。
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オゾン「恋のマイアヒ」のヒットに端を発したのまネコ騒動。
ここにきて、やれ「社長宅に放火予告」だの、偉く物騒な側面がクローズアップされているんですけど、今回の一件に関する一連の報道と出来事を見ていると、2chに関する、ある2つの大きな側面が見えてくるような気がするんですね。
一つは、2chそのものが抱える大きな自己矛盾、
もう一つは、2chに対するメディア(特にペーパーメディア)のスタンスです。
また朝日新聞の記者が(という表現が適切かどうかわからないけど)やらかしてくれたようで…
朝日新聞:新党結成取材で情報ねつ造、記者を懲戒解雇(毎日新聞)
まあ、スクープ(と、それに対する名誉)欲しさにこの手の先走り型の記事を書いてしまうというのはありがちだとは思う(NHKの番組改変の記事にしてもそのにおいがするし)けど、やっぱり事実とは異なる嘘はいかんよなぁと思う次第で。
本業が多忙なために約一ヶ月ぶりの更新になりました。
いろいろと書こうかと思っていた記事もあるのですが(若貴騒動なんてマスコミによる乱痴気騒ぎの最たるもののようにも思えるし)さしあたって最新のニュースから。
といっても、以前書いていた内容の続編みたいなものですけど。
NHKの従軍慰安婦関連番組に関して、政治家による番組内容に関する「介入」があったのか無かったのかでNHKと対立を続けている朝日新聞。
1月の朝日の報道以来、今やすっかり、皆が「何があったの?」状態で過ごして中で、今日の朝日の朝刊で、「NHK番組改変問題、改めて報告します」と題して、2ページにわたる「弁明記事」を掲載したんですけどね…
何で「弁明記事」なんて書いたかというと、結論として「やっぱり私たちの書いた記事は間違っていないし、NHKとか議員に謝罪するつもりはさらさらありませんぜ」ってスタンスが見え見えだからなんですよね。
そろそろマスコミの方に飽きが出始めているように見える(というか今までが異常だったともいえるんですけど)JR西日本福知山線の事故報道ですが、昨日から今日にかけて象徴的な報道内容が3つほどあったので触れておきます。
一つめは、記者会見で感情的な発言(というか罵声)を浴びせかけていた新聞記者について、週刊誌報道を受けて新聞社(読売新聞だったようですが)が謝罪記事を載せたという件。
二つめは、信楽高原鉄道(SKR)で発生した列車衝突事故から14年目に当たる日に、JR西日本の南谷会長が献花に訪れた際の報道に関する件。
三つ目が、事故の列車に乗り合わせた出勤途中の運転士、さらには事故列車の車掌の手記というかインタビューが新聞や週刊誌に掲載されたという件です。
昨今のNHKと朝日新聞のやりとり、あるいはライブドアとフジテレビのやりとりを見ていてつくづく思うのが、メディアは事実を伝えきっていない、あるいは事実を伝えきろうとしていないのかな…と思う場面が随所に見られるように思います。
そういったときに非常に目立つのが、メディアによる「発言のトリミング」つまり、個人の発言や意見の一部分だけを抜き出す行為です。
確かに紙面の制約や放送時間の制約もあるでしょうから、その人のすべての発言を伝えるのは困難だとは思うものの、その編集行為がある特定の印象を与えようとしているように見えるのがちょっと酷いように感じることが多いんですよね。
ライブドアのニッポン放送株購入劇(私は今回の件は単純な「買収」ではないと思っていますので、こういう表現にしてあります。理由についてはまた後日)やら、NHKと朝日新聞の「対立」劇やらを見ていてつくづく思うことがあります。
今のマスメディアにとって、メディア自身が当事者として関わる記事の報道を行うときに、次の3つのパターンしかないように見えるということです。
・他のメディアと第三者との対立(あるいはメディア同士の対立)→ひたすら煽る
・他のメディア(あるいはその組織に属する人物)の不祥事→些細なことであっても徹底的に叩く
・自社メディアグループの対立または不祥事→簡潔に取り扱うか、基本的に無視する
うーん、なんか情けなくなりますね。
これでは客観報道を望んでも無理ということなんでしょうか。
実は、自分は新聞を定期購読していない。
厳密には、実家では某大手新聞を定期購読している(そりゃあ、家のはす向かいが販売店ですから…田舎での近所づきあいを考えれば「取らない」というのは難しいでしょう)ので、実家に戻ってからはテレビ・ラジオ欄のチェックと、時間のあるときに暇つぶし程度には読んだりもする。ただし、少なくとも一人暮らしをしていたときは定期購読は一切断っていた。
これまで静観していたけど、なんというか、泥仕合の様相を呈してきましたなぁ。
自分が見るに(かなり穿った見方ですけど)朝日新聞的には
・政治家の圧力で番組を改編した=NHKが悪い
・公共放送の番組内容に事前に圧力をかけた=政治家も悪い
と、両方を一挙にたたけると思って願ったり叶ったりだったのかもしれませんけど、どうも大手マスコミお得意の「結論ありきで作り始めた記事」だったのが結果的にバレバレになりつつあるというあたりなんでしょうか。
(政治家とNHKが嘘をついているという見方もあるかもしれませんけど、NHKの現役プロデューサーの会見内容を照査すると、今回はどうも朝日の分が悪そうですぜ)
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