試しに切ってみた?「大連立」カード
福田首相が党首会談で連立参加を打診、民主は拒否決定(讀賣新聞)
ま、このはなし、自民党にとっても、民主党にとっても、腹の探り合いの第一歩という気がしてならない。とはいえ、自民党にとってうまみの大きい話であっても民主党にとっては話し合いによる大連立と政権入りは事実上の自殺行為だから、だから、予想された話ではあるとはいえ、あまりにも現実味のない話だなぁとは思っていたんだが。
非常に大胆な話でありながら、双方にとって何となく「お試し」のにおいのぷんぷんする話だなぁ、と。
小沢民主党にとっては、政権入りというのは悲願ではあるんだろうけど、ここで連立政権をくんでしまうと自民党に首根っこを押さえられておしまい、というのはこれまでの自民・社会連立政権でも明らかだし、最初から大きな流れとしては「無理」という結論はわかっていたんだろうとは思う。
でも、小沢氏の思想は基本的には「保守本流」のそれだし、発想としては連立というのは当然考えられた話なんだろうけど、このタイミングというのは、自民党にとってもあまり本気に思っていなかったのかなという気がしなくもない。
結局なんだったんだろうか?とは思うんだけど(今の時点では)。
ちなみにこの話、おもしろいのは讀賣新聞と毎日新聞がやたらと先行気味なこと。
*民主・小沢氏、早い段階から連立に前向き…自民関係者(讀賣)
*民主「大連立」に衝撃、小沢氏に批判「なぜ持ち帰った」(讀賣)
*大連立協議:「決めてきます」小沢氏、首相に言い残す(毎日)
*大連立協議:きっかけは恒久法制定論議(毎日)
産経と朝日がもう少しあっさりした論調なのに比べて、いずれも大連立の可能性を匂わせる記事だけど、政治が裏舞台で決まるほどマスコミの力の発揮どころとでも考えているんだろうかねぇ。
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