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2005/08/12

マスコミは政策よりも政変がお好き?

それにしても、衆議院解散からというもの、マスコミ(特にテレビなどの電波系メディア)は毎日のようにトップニュース扱いで周辺情報を伝え続けているというか、他にネタがないんかいな?と思わせるような乱痴気騒ぎぶりを見せているところですが…
(いや、実際問題として、通常はお盆前後の時期は政治的にも経済的にも動きが少ない時期で、報道機関もニュースソースに苦慮しているらしいので、今回は降って湧いた燃料と言うところなのかもしれませんけど…このあたり、JRの脱線事故の時に似ているような気がするのは気のせいでしょうか?)

でもって、伝えられている話題のほとんどというのが「自民党で郵政民営化法案の採決に反対した議員がどうした」だの「反対派議員に対抗するために自民党本部が対抗候補を送り込む」だの、そんなニュースばかりのような気がして辟易しているんですよねぇ…

でもって実は、このことが今回の一連の報道で気になっていることなのですよね。

確かに、候補者としてどういう候補が立候補するかどうかという部分は、有権者にとっては非常に重要なファクターであることには間違いないです。
しかし、残念ながら現在の報道を見ていると、その伝えられ方が興味本位の域を出ておらず、結果的に「誰々が立候補する」という有権者にとって必要最低限の情報しか伝わっていない(残りの部分の話は単なる野次馬の余談に過ぎない)というのが現状のような気がします。

たとえば、東京10区に小林興起氏の対抗馬として小池環境大臣が立候補するというニュース。
さんざんいろいろと伝えられたにもかかわらず、結果的に事実としてわかったことは「郵政民営化法案に反対した小林氏が自民党の公認を得られず、代わりに自民党の公認候補として小池環境大臣が鞍替えで出馬する」と言うことしかわかっていないんですよね。
東京10区の有権者(豊島区民と練馬区民の一部らしいですが)にとって見てみると、あれだけ伝えられたニュースの中で、以下の情報がすっぽり抜けていることに気づくはずです。

  • 小林氏はどういう意図で郵政民営化に反対したのか、あるいは小池氏はどういう意図で郵政民営化に賛成なのか

  • 小林氏と小池氏の郵政民営化以外の政策は何か、さらには違いは何か

  • 小林氏と小池氏以外にどういう立候補予定者がいて、それぞれどういう政策を掲げているのか

  • 特に、最後の点は非常に重要で、今の報道が結果的に自民党の宣伝報道のみに成り下がっているという見方さえできるような状況だと思うんですね。

    公職選挙法第148号にこういう記述があります。

    (新聞紙、雑誌の報道及び評論等の自由)
    第148条 この法律に定めるところの選挙運動の制限に関する規定(第138条の3(人気投票の公表の禁止)の規定を除く。)は、新聞紙(これに類する通信類を含む。以下同じ。)又は雑誌が、選挙に関し、報道及び評論を掲載するの自由を妨げるものではない。但し、虚偽の事項を記載し又は事実を歪曲して記載する等表現の自由を濫用して選挙の公正を害してはならない。
    2 (略)
    3 (略)

    これは決して報道の自由を保障すると同時に選挙の公正をゆがめることを禁じているわけで、提供される情報量に多寡を与えている時点でこの部分に抵触しかねないと思うんですよ。
    今の報道が(あらゆる報道の部分で)バランス感覚をなくしているという部分をふまえたとしても、いい加減に興味本位だけの選挙報道ばかりしていると、「やっぱりマスコミは政策よりも政局とか政変にばかり興味があるんだな」と言われても仕方のない状況を作り出しちゃっているような気がしちゃうんですよねぇ…

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