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2005/03/26

いまさら竹島問題

個人的事情により2週間近く間が開きましたが、また再開します。

で、さしあたって、今更ながら竹島の問題から。
正直な話、日本では「竹島ってどこ?」状態の人が多かったと思われる今回の問題、こっちの方(私の住んでいるところは本州のほぼ西端です)では領土問題云々以前に生活のかかっている問題ということもあってそれなりに注目度も高かったのですけど、肝心の日本政府が事実上ペンディング状態にしてしまっていたもので、地方議会からアクションを起こさないと注目を浴びないという目算からこういう事態にならざるを得なかったというのが正直な所なんだろうと思いますね。

ところで、肝心の日本政府、あるいは韓国政府の本心としては実は「このままペンディング状態が永続することを望む」というのが正直なところではないかと思われるんですよね。

なぜそう思われるか。
日本政府からすれば、相手が元々の侵略先である韓国と云うこともあり、なおかつ戦後処理の微妙な問題も絡むこともあって、例えば北方領土だとか尖閣諸島、あるいは(位置的に日本の主権が明らかな)沖ノ鳥島のように対外的に積極的な強硬政策を打ち出しにくいことがあると思われるのがまず一つ。
さらに、いわゆる日本の有人の領域から比較的近い北方領土だとか尖閣諸島と異なり、双方の有人島(隠岐島と鬱陵島)からそれなりに距離のある竹島の場合、歴史面を別にすれば、積極的に「自国の領土」と主張できる客観的材料にやや乏しいと思われるものが一つ。

一方韓国の場合。
客観的材料から云っても、これがことさらに取り上げられるのは政府、とりわけ青瓦台(韓国大統領府)の人気回復策の一つであるのは明らかで、そうそう簡単に解決されてしまうと人気回復のための材料がなくなると思われるのがまず一つ。(これがかなり大きいんでしょうけどね)
そして、もし国際司法裁判所などの紛争解決機関に持ち込まれた場合、韓国にとって不利な材料がいくつかある(一方的な強制力による実行支配状態、あるいは漁業協定の事実上の無視状態)ことから、確実に勝てるという見込みに乏しいため、紛争解決機関で負けたときの反発を苦慮していると思われるのが一つ。

あと、日韓双方に共通して言えるのが、サッカーワールドカップがきっかけとなって、これだけ民主導の交流が盛んになった現段階で、敢えて緊張状態を持ち込んででもこの問題を積極的に積極的に解決しようと動くのは至難の業であると同時に、どういう結論が得られても双方に痛手を与えるだけではないかと考えている節がある…というあたりではないかと。

もしこの問題を劇的に解決しようと思ったら、国際紛争機関に持ち込む以外には

  • アメリカを巻き込んで3カ国協議に持ち込む
    (なにせこの問題の最大の障害は大戦直後のGHQが竹島を日本の行政権からはずしたのがそもそもの直接のきっかけなんですから)
  • 竹島を国際的にも両国の共有資産とするよう合意を働きかける

ぐらいになってくるんでしょうけど、どれも政府そのものが及び腰になっている以上、今までどおりペンディング状態にしてしゃんしゃんというのが最終的な落としどころになりそうな気がしますけどねぇ…

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