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2005/03/06

インターネットがメディアの主役に躍り出るために必要な事

先だって行われた、ライブドア堀江社長による外国特派員協会での講演にて、「5年、10年はかかるだろうが、インターネットが主役に躍り出ることは間違いないと思っている」的趣旨の発言を行ったようですが、私自身はこれにはある重要な前提条件が必要になってくると思うんです。
それは、「すべての家庭に情報インフラが整うこと」だろうと思うんですね。

テレビの場合、教育上の問題でテレビを置かないという家庭はあるかもしれませんが、「うちにはテレビがつけたくてもつけられない」という家庭は、いまや探すのが困難な状態になっているほどですよね。全国津々浦々、それこそ地域の世帯数が一桁のようなところでも(NHKという公共放送の存在があるためかもしれませんが)だいたいはテレビが受信ができる状況にありますし、万が一そういう環境が整っていなくても、電気(商用電源)があって、衛星放送という方法を使えば、(国内やその周辺部であれば)無人島でだってテレビを見る事ができます。
日枝フジテレビ社長が「テレビが10年後になくなる事はない」と豪語しているのも、おそらくはこの辺の事が念頭にあるからだろうと思っています。

さて、インターネットの場合。
今これをごらんの方々の多くは高速通信網による常時接続サービス(ADSLとかFTTHとかケーブルインターネットとか)を利用されていると思うんですけど、その一方で「せいぜいメールを見るだけだからダイヤルアップ」という人もまだまだ少なくないんですよね。下手をすると「インターネットなんてさわった事がない」なんて人も…
で、そういう人たちによく聞いてみると、高速通信網が家にまで届いておらず、故に利用したくても利用できないという人が決して少なくないんです。(ちなみに私自身も、実家では半年前まではISDN以外の選択肢がない状況でした)
こういう人たちにとって、そういう環境がないという事は、インターネットを活用するにあたってかなり高い障壁になっているわけで、この点を解消しない限りインターネットがメディアの主役に躍り出るのは難しいんじゃないかと思っています。

とはいえ、高速通信網の整備は基本的に民間の事業にゆだねられており、さらに送信設備ひとつでだいたいが解決するテレビと違って各家庭ごとにネットワークを張り巡らせる必要がありますから、費用対効果に乏しいとされている地方の周辺部では高速通信網の整備が遅々として進まないわけですよね。(そりゃそうです、同じだけ基本整備費用がかかっても家屋数が少なければ需要はそれだけ少ないんですから)
先進的な地域では地域ケーブルテレビ網の整備に会わせてケーブルインターネットを整備するという手法も取り入れられていますけど、これとて基本的にはテレビが主でインターネットが従なんですよね。
ここら辺が何とか劇的に解消される手法が見つからないと、インターネットの普及はあるところで行き詰まりを見せる可能性すらあると思っています。

ライブドアはヤフーあたりと違って今のところそういうインフラ整備に興味がないように見えますけど(とはいえ、自前インフラを持つヤフーBBですら日本テレコムを買収した事による都市間・局間の整備だけなんですけどね)ここら辺に対してどういう回答を見つけるのか(あるいは費用対効果に優れない事を理由に地方部への環境整備を切り捨てるのか)、興味のあるところです。

【補足】
実はもう一つ、「インターネットが誰にでも使いやすくなる事」という重要な前提条件もあるのですが、ここら辺についてはまた近いうちに書こうと思います。

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