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2005/03/02

領土問題を「いじめっ子理論」で眺めてみる

ライブドアとフジテレビの問題は、仮処分の決着がつくまではしばしお休みということにして、今回は最近何かと話題になることの多い日本近海の領土問題について。

とりあえずピックアップしてみるだけでも「中国による東シナ海中間線付近でのガス田開発」「島根県の『竹島の日』制定の動きに対する韓国内での反発」「ロシアの『北方領土2島返還以外応じず』の姿勢」等々、まあ軽く拾ってみるだけでもいろいろありますな。

さて、これらの国々での領土問題に対するとらえ方の根っこをよく見てみると、「国内の不満分子を領土問題に向けている」という側面が見え隠れするんですよね。中国にせよ韓国にせよロシアにせよ、実は政府与党の支持基盤はかなり脆弱で、内政で何らかのウィークポイントを抱えてしまうと、即政権交代につながってしまう。(さすがに中国は政権交代というのは今のところ制度上あり得ない話ですが、例えばかつての天安門事件のような国内運動の危険性というのは常にはらんでいるのではないかと)

で、内政以外でこれを食い止めるには、国内の結束を固める必要がある。国内の結束を固めるためには、国外に「仮想敵」を作るのが一番手っ取り早い、ということになるんですよね。
仮想敵(あるいは本当の「敵」)を作るには、自分たちが責められない立場の相手を敵に仕立て上げてしまうのが一番簡単且つ安全…ということで、かつての敗戦国で、自ら戦争を起こすことのない日本がやり玉に挙がる、という論法になっていると考えるのが一番自然な気がするんですよね。
領土問題ではないにしても、いわゆる北朝鮮の日本に対する傍若無人な態度も、この辺の考え方に通じる(武力と歴史問題を持って威嚇すれば大人しくなると踏んでいる)ような気もしてきます。

この構図って、いわゆる世間の「いじめっ子軍団」と「いじめられっ子」の関係につながるものがあるような気がします。

いじめっ子軍団の番長(幹部)って、自分たちの地位を保つために、いわゆる部下の「ガス抜き」の存在が必要になってくるわけで、大体大人しくて自分から攻めてこない「いじめられっ子」と呼ばれる特定の人物を攻撃対象に仕立て上げるんですよね。
そして、非常に些細なこと(何もしなくても態度が気にくわないだとか、髪型がカッコつけているだとか)でいちゃもんをつけて、自分たちに向かう不満を何となくそちらに逃がしてやる、と…

では、このいじめられっ子=日本がいじめられなくなるためにはどうするか、ということになってくるのですが、普通のいじめ問題の場合、考えられる方法としては

  1. 自分を鍛えて反撃できるようにする
  2. 先生とか大人に言っていじめの状況を訴える
  3. 無視する
  4. 別のグループの番長に守ってもらう

辺りになってくるのでしょうけど、これがいざ国際問題になると、
  1. 自分を鍛えて反撃できるようにする=軍備を増強し交戦権を否定しない=国内外の批判が予想される
  2. 先生とか大人に訴える=国連に申し出る=国連は基本的に仲裁機関ではない
  3. 無視する=交流を絶つ=海を隔てているとはいえ隣国であるため極めて困難
ということになり、結局別のグループの番長=アメリカに守ってもらう…という選択肢を選んでいるのはないかと思われるのですが。
根本とか傾向は似ているんですけど、一般的な解決方法が簡単に使えないため、なかなか難しい所なんですけどね…

【追記:3/2】
そういえば、このいじめられっ子理論、実はマスコミのやっていることもこれに近いんですよね。
自分たちが直接の批判攻撃にさらされにくく、基本的には反論をしてこない公共機関(政府やら自治体やら警察やら)やら犯罪容疑者・不祥事企業にはよってたかって攻撃を仕掛けて、利害関係の生じやすい一般の民間企業だとかになると極めて慎重に対応している姿勢を見ると、なんだかなぁって思っちゃうんですけどね。
今回のフジとライブドアの一件にしても、フジテレビの村上社長が「あまりにも狂騒曲」と、先日の記者会見の中で他のマスコミの姿勢を批判していましたけど、「今更何を言っているの?」「当事者にさらされて、初めて報道される側の気持ちがわかったでしょ」って気分になっちゃうんですよね…

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